masami71の日記

熊本市在住の68歳の年金暮らしです

豚骨ラーメン店、三重苦 熊本市内の店主ら悲鳴

ずんどう鍋で豚骨スープづくりに取り組む「博多麺屋 一連」の江藤裕美子さん。
「豚骨や豚肉の値上げで大変です」と話す=熊本市中央区
九州の食文化を代表する豚骨ラーメンの原材料である豚骨や豚肉が急騰し、熊本市内のラーメン店が悲鳴を上げている。
国内で広がる子豚の感染症豚流行性下痢(PED)による品薄感と先行き不安感が要因の一つとみられる。
ガス代など燃料費の値上げも重なり、「このままでは値上げせざるを得ない」と頭を抱える店もある。
熊本市中央区大江の「博多麺屋 一連」。
月に4、5回は「げんこつ」と呼ばれる大腿[だいたい]骨40キロを
20時間以上煮込む。
「5月に入り、急に豚骨が値上がりした。肉屋が品物がないという」。
消費税増税後も料金を変えず一杯550円で提供していたが、
「6月からは値上げせざるを得ない」と湯気の向こうで表情を曇らせる。
複数のラーメン店によると、4月までの豚骨仕入れ価格は1キロ100〜130円。
それが5月に入り一気に190〜200円以上になったという。
具として欠かせないチャーシュー用豚肉の値上がりも深刻だ。
中国やシンガポールなど13カ国に「味千拉麺[らーめん]」約750店舗を
展開する重光産業(東区戸島町)。
重光悦枝取締役は「ばら肉などは高いもので3割上がった。
PEDの影響があるのかもしれない」と話す。
原材料高騰の要因を農林水産省は「米国などからの輸入減による在庫不足が要因だが、既に落ち着きを取り戻しつつある」と説明。
PEDについては「現在の出荷減は2012年度と比較しても1%未満。
県内で影響が出てくるとみられるPED発生半年後の10月以降でも4%程度で、通常の変動の範囲内」と見通す。
ただ、重光取締役は「市場の反応は行政の予測より早いし、影響幅も大きい。
人件費抑制など経費削減で対応しているが、先行きが見えない」と不安げだ。
「燃料費も大変」とラーメン店の現状を明かすのは人気店「大黒ラーメン」(北区高平)の中川博文代表。
西部ガスによると、最近の円安に伴う液化天然ガスの価格上昇で、1年前と比べ標準的な家庭でも月額500円程度値上がりした。
業務契約の場合もこれが基準になり、豚骨を長時間煮込むラーメン店では
負担の幅は大きい。重油の場合も同様だ。
消費税増税、材料費と燃料費アップのトリプルパンチ。
味にこだわる店主らの苦悩が続いている。(星原克也)