大陸から真夏を上回る暖かい空気が上空に流れ込んだ影響で、
北海道音更町では3日、この地点の観測史上最高で、今年の全国最高の
気温となる37・8度を記録した。
一方、気象庁は四国や九州南部を中心に5日にかけて、非常に激しい
雷雨の恐れがあるとして、警戒を呼び掛けた。
35度以上の猛暑日となったのは18地点で、このうち17地点が
北海道だった。
猛暑日の地点が北海道で出るのは今年初めて。
全国では4日連続の観測となった。
気象庁によると、最高気温はほかに、北海道美幌町と北見市が37・2度、
置戸町が37・0度、遠軽町が36・9度。
これらを含めて12地点が観測史上最高だった。(共同)
熊本県内は4日未明から朝にかけ、九州西海上から接近してきた低気圧の
影響で、各地で強風が吹きました。
阿蘇市で堆肥舎の屋根が飛ばされたほか、熊本市で倒木の被害が出た。
熊本地方気象台によると、低気圧に向けて吹き込む風が強まり、
各地で10メートル超の最大風速(10分間の平均値)を観測。
益城町15・9メートル、高森町12・1メートル、菊池市11・8メートル、
玉名市岱明11・1メートルの4カ所は6月の観測史上最大を記録した。
最大瞬間風速(3秒間の値)は阿蘇山上で25・1メートル。熊本市や菊池市、
高森町でも20メートルを超えました。
阿蘇市一の宮町手野では、堆肥舎の屋根(縦約10メートル、横約20メートル)
が吹き飛ばされた。
所有する農業岩下志保美さん(52)は「夕べからものすごい風が吹き、
朝来たら屋根がごっそりなくなっていた」と驚いていました。
県警や熊本市によると、同市北区の公園などで倒木があり、西区河内町では
倒れた木が国道501号の片側車線を一時ふさいだ。いずれもけが人はなかった。
風は4日午前に収まり、5日は曇り所によって雨の予報。