熊日新聞の貼り付けのみ
人吉市の高塚山で同市の県立高３年、荒川真侑子［まゆこ］さん（１７）が遺体で見つかった事件で、殺人と死体遺棄の疑いで逮捕された本籍浜松市、住所不定、無職赤石弥［わたる］容疑者（４７）が、５月２日から４日に人吉市に滞在した目的を「荒川さんに会いに来た」と説明していることが２０日、捜査関係者への取材で分かった。
実際に会ったのは４日だけだったとみられるが、滞在期間中に借りたレンタカーの走行距離は約２６０キロに上っており、使用目的や足取りを調べる。
捜査関係者によると、浜松市に住んでいた赤石容疑者は５月２日から人吉市のホテルに宿泊、４日朝にチェックアウトした。
荒川さんは４日朝に家を出てから行方不明となり、１カ月以上たって遺体で見つかった。
県警は赤石容疑者が４日から５日までに、荒川さんを殺害したとみている。
荒川さんの自転車が見つかった市内のコンビニから、遺体の見つかった高塚山までは往復で約３０キロほど。
赤石容疑者は２日、３日には荒川さんに会っていないとみられるが、レンタカーの走行はかなりの距離だった。
捜査関係者によると、赤石容疑者はインターネットのコミュニティーサイトで荒川さんの相談に応じて知り合い、２月ごろには携帯の電話やメールでも連絡を取っていたとみられる。
「４月に初めて人吉市で荒川さんに会った。
５月４日に一緒にレンタカーで高塚山に行った」と供述し、殺人の容疑を認めているという。
「荒川さんと口論になり、カッとなって殺した」と供述している。
