masami71の日記

熊本市在住の68歳の年金暮らしです

ラジオ文芸館 この子誰の子

今朝のラジオ文芸館は宮部みゆきさんの「この子誰の子」でした。
AIHの子供は良いでしょうけど、AIDの子供は辛いです。
私はある意味、両親のエゴとも思います。
生まれた子供は死ぬまで、自分の父親がわからず、まさしく「この子誰の子」
です。戸籍の便宜は図られるでしょうけど・・・・

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作:宮部 みゆき

中学生の男の子が一人で留守番をしている家に、
突然、赤ちゃんを連れた女性が訪ねてくる。
そして、いきなり上がりこみ、私はあなたのお父さんの恋人、
この子はあたしと彼の子と告げる。
明日にならないと両親は戻らない。
大雨のなか、赤ちゃん連れの女性を追い出すわけにもいかず、
一晩泊めることになる。
しかし、男の子には「絶対に父さんの子ではない」という確信があった。
それはなぜなのか…?
男の子の出生の秘密とともに明らかになる女性の素性、
日常のなかに潜むさりげなくも重大な秘密と優しさに包まれる
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両親が親戚の結婚式で、不在のある雷雨の激しい夜の9時すぎ。
留守番をしていたサトシを,赤ん坊を連れて一人の女性が訪ねてくる。

女性の名は,美里恵美。赤ん坊の名は,美里葉月(5月5日生まれ)。
女性曰く,この赤ん坊はサトシの父,道夫の子供であるという。
両親がいないのであれば,話にならない。
帰ってくるまで待たせてもらうと恵美は言います。
恵美の言動を不審に思いつつも,小さい赤ん坊を連れている女性を,
雷雨の中に放り出すことも出来ず,
サトシは結局女性と赤ん坊と一緒に一晩過ごすことに。
その晩,恵美がお風呂から上がり、髪を乾かしてる時、
サトシはふとしたことから恵美のバックからこぼれ落ちた
3枚の写真の中に奇妙な1枚の写真を見つけます。
"葉月はあなたの妹"だと主張する恵美ですが,サトシは
自分に兄妹がいるわけがないと確信しています。
そんな中偶然見つけた奇妙な写真。
1枚はさとしの両親、もう1枚はサトシ自身の写真。
そして、もう1枚はサトシに似た男性の写真。
この写真が後々重大な意味を持って来ることになります。
恵美がサトシの家を訪れた本当の理由とは?サスペンス仕立てで展開していく
夜が明けて、サトシの両親から空港に着いたら電話が掛って来る、
とサトシから聞いた恵美は、電話が鳴るたびに様子がおかしくなる。
結局、サトシの両親が帰る前に恵美は帰ってしまう。
その後、写真と同時に見た運転免許証の住所から、サトシは恵美の家を
訪ねる。
そこでわかったことは、サトシはAIDで、今の父親との血のつながりが
ない。でも、そのことはサトシは知っていた。
サトシが交通事故で輸血が必要な時、サトシの両親と医師の会話を聞いて
父親との血のつながりがないと。
恵美はそのことは知っていたのです。
なぜなら、サトシのAIDで使われた精子は、恵美の亡くなった旦那のものでした。
恵美は看護婦で旦那は医師でした。
恵美が子供を授かったころ、旦那が亡くなったのです。
恵美の子供の葉月はサトシと腹違いの兄妹なのです。
恵美の心情を察すれば、恵美の行動がどこか切なくも,心にじ〜んとくるものが
こみ上げてくるものがあります。
実際はAIDの情報はわからないようになってるはずです。