masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

 阿蘇中岳噴火から1カ月 活動「確実に活発化」

噴火が続く阿蘇中岳。水蒸気が多く含まれる白煙と火山灰が入った灰白色の噴煙が混ざる=23日正午すぎ、草千里駐車場

阿蘇中岳第1火口が小規模噴火を始めて、25日で1カ月。
専門家は「火山性微動が停止する“微動停止”が起きれば、爆発につながる可能性がある」と指摘する。
19日、阿蘇市で開かれた火山情報共有会議。
今回の活動は、7月に湯だまりが消失し、11月からストロンボリ式噴火が起きている。
「活動は長くて数カ月は続くだろう。注意すべきは地下水がマグマに触れて噴き出す水蒸気爆発」と強調する。
中岳では噴石によって、53年に6人、58年に12人、79年に3人が死亡している。
「いずれも水蒸気爆発だったとみられる」と須藤顧問。
9月に63人の死者・行方不明者を出した御嶽山の噴火も水蒸気爆発だった。
中岳の噴火警戒レベルは2で、火口から半径約1キロが立ち入り禁止。
今月10日、火口から約1・2キロ離れた阿蘇山上広場で、直径10センチの噴石が確認された。
「過去の水蒸気爆発は、大雨による土砂崩れなどで火孔が閉塞[へいそく]し、地下の圧力が高まって起きた。
この閉塞の際に火山性微動が収束、停止することが観測されている。
必ず爆発が起こるとは限らないが、“微動停止”が一つの指標になる」と話す。
福岡管区気象台は火山性微動を常時観測しており、現在は振幅の大きい状態が続いている。

ところで、阿蘇中岳第一火口の噴火からあすで1か月となるのを前にきょう県庁で対策会議が開かれ、周辺の旅館やホテルではこの1か月ちかくで3000人を超える宿泊予約のキャンセルがでていることなどが報告されました。
県庁で開かれた会議には県や熊本地方気象台、それに警察などの関係者、20人あまりが出席しました。
県の担当者が阿蘇市や南阿蘇村など周辺の5つの市町村の宿泊施設での影響について報告しました。
それによりますとこの1か月ちかくでおよそ3200人の宿泊予約のキャンセルがあったということですが、今月中旬以降は徐々に落ち着いてきているということです。