masami71の日記

熊本市在住の68歳の年金暮らしです

NHKスペシャル 東日本大震災「傷ついた人に寄り添って 黒田裕子さん」

NHKスペシャル 東日本大震災「傷ついた人に寄り添って〜黒田裕子さん〜」[字] 1/30 (金) 22:00 〜 22:50 (50分)放送 がありました。
番組概要
シリーズ東日本大震災阪神淡路大震災から東日本大震災まで、被災地の現場に立ち続けた看護師・黒田裕子さんが、去年9月亡くなった。病床の記録と最期のメッセージ。
阪神淡路大震災からまもなく20年という去年9月、元看護師でボランティアの黒田裕子さんが亡くなった。
20年前から、黒田さんは災害支援の道を切り開いてきた。
阪神以後も、能登中越、東日本、四川やハイチまで被災地に飛び、今、被災地で当たり前のように行われる取り組みは、黒田さんがゼロから立ち上げたものが多い。
東日本大震災から1年が過ぎて以降も東北の仮設住宅で見守り活動を続けているNPO法人阪神高齢者障害者支援ネットワーク」(神戸市西区)。
その理事長で看護師の黒田裕子さんは、20年前の阪神大震災から1日も休むことなく、被災者に寄り添う。
宮城県気仙沼市の面瀬中学校のグラウンドには、153戸の仮設住宅が並ぶ。
黒田さんをはじめ支援ネットワークのメンバーは、この集会所で寝泊まりして、24時間の看護にあたる。
黒田さんはNPOの活動資金をまかなうため、複数の大学や専門学校の非常勤講師をかけもちしながら、月に数回、夜行バスで気仙沼に通う。
     ◇
1995年1月17日。阪神大震災が起きた日から、1日に長くても3時間ほどしか寝ていない。
電気は付けっぱなしだ。「真っ暗になると、あの日助けられなかった声が、はっきりと聞こえてくるから」
当時は宝塚市立病院の副総婦長から異動し、市の老健施設の設立準備室に勤務していた。
揺れがおさまって、市役所へ向かう道すがら。「助けて」。子どもの叫び声が聞こえた。
「でもここで立ち止まったら、多くの人を救えない」。先を急いだ。
いまも夜中に暗い部屋で聞こえるのは、その声だ。あの日の避難所で、きれいに泥も取れず、満足に送り出せなかった47人の遺体の顔も暗闇にはっきりと浮かぶ。
震災から約半年後、辞表を出した。あこがれの「総婦長」の椅子は目前に見えていたが、「今しか出来ないことを、今しよう」と決めた。
1800人が暮らす神戸市西区の西神第7仮設住宅の敷地にテントを張り、常駐の看護を始めた。
何度訪ねても不在の部屋があった。何かがおかしい。中に入ると、男性はミイラ化していた。
「私が見守る仮設では、孤独死を出さない」。そう決意した。
ローラー作戦で全戸を訪ねた。「戸をどれくらい開いたか」「声のトーンは」。チェックリストを作り、訪問の頻度を決めた。
神戸の復興住宅に拠点を置き、見守り看護を続けた。
トルコ、台湾、スマトラ、ハイチなど、海外の被災地でもノウハウを教えてきた。
     ◇
東日本大震災の被災地でも、孤独死寸前の状況に直面した。
昨年4月、気仙沼市。民生委員の依頼で、独居の70代の男性を訪ねた。
玄関を開けると、尿のにおいが立ちこめていた。こたつに横たわっていた男性の足は、象のように腫れ上がっていた。
末期の肺がんだった。
これを機に、気仙沼の避難所での看護を始めた。
おせち料理のない正月に、妻を亡くしたことに改めて気付かされ、酒量が増えた70代の男性。
「悲しい」と漏らすその男性の部屋をたびたび訪問し、集会所に誘い出す。
狭い仮設での介護にいらだち、母に厳しくあたってしまう男性もいる。時間をかけて話に耳を傾ける。
今後、仮設住宅から人が少しずつ減ってゆく。
「取り残される不安から、部屋に閉じこもり、うつ病アルコール依存症を引き起こす恐れもある」と危惧する。
「震災で助かった命を、絶対に落としてはいけない」。阪神と東北の被災者と向き合い続けた。

氏名 黒田 裕子 フリガナ(ローマ字) クロダ ユウコ(KURODA, Yuko)
職名 教授  所属名 看護学部 臨床看護学
大学院看護学研究科 クリティカルケア看護学
学歴 1991年 聖路加看護大学大学院看護学研究科博士後期課程修了
学位 博士(看護学)、Ph.D.
学位論文の題名 虚血性心疾患を持ちながら生活する男性のクオリティ・オブ・ライフに関する記述的研究
担当授業科目 学部:急性期看護学、慢性期看護学、看護研究論演習、急性期看護学実習、慢性期看護学実習
大学院(修士):クリティカルケア看護学 I、II、III、IV、V、演習 I、II、実習I、II、III、課題研究、特別研究
大学院(博士後期):クリティカルケア看護学特論、研究方法論
研究分野 クリティカルケア看護実践分野、看護診断、看護支援システム、看護情報科学
現在の研究テーマ わが国の看護支援システムの評価に関する研究(科学研究費補助金基盤研究B平成23年度〜平成27年度)
救命救急センターに就職した看護師がキャリアを発展させていくプロセスの探究
研究内容キーワード 看護支援システム、救命救急センター、キャリア発展
著書・学術論文 著書(2009年〜2013年:最新5年間)