masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

裁判員裁判で死刑破棄確定へ

裁判員裁判で死刑破棄確定へ…「市民参加」何のため

裁判員裁判で、死刑と無期懲役で1、2審の判断が分かれた2件の強盗殺人事件の裁判は、最高裁決定により死刑回避で決着しました。
死刑の判決がでて、最高裁で判決が覆されました。
2009年に千葉県松戸市で殺害された千葉大4年、荻野友花里さん(当時21歳)自宅マンションに侵入してきた竪山辰美被告(53)に包丁で胸を刺され、亡くなった。
裁判員裁判千葉地裁は死刑。出所直後から強姦(ごうかん)事件などを繰り返したことが重視されたが、東京高裁で減刑され、最高裁も支持した。荻野さんは「娘は殺されて、裸にされて燃やされた。
なんのための裁判員裁判なのか疑問を大いに感じます。
裁判員制度は単なる国民の不満のガス抜きに過ぎないのですよ。
判例にあわせて刑の確定するのであれば、殺人事件は裁判員裁判には意味がないですね。
これでは被害者のこころを弄んでるようなものです。
本来判例で何人殺害したらば死刑というのはおかしな話です。
事案ごとに、犯罪の種類・経緯などを考慮して判決を出すべきです。
今回の被害者はまったく落ち度もなく殺害されたのと、被害者から日常的に暴力を受けてたので、被害者が殺害された場合などとは大いに違うのです。
母の荻野美奈子さんは「加害者は一人一人違い、被害者もいろいろなのに、結局、プロの裁判官に都合の良い言葉のまやかしではないか」と訴えた。
3件の死刑を破棄したのは、高裁の同じ裁判官だそうです。
殺害された被害者が1人の事件で、市民が加わった死刑判断の破棄を認めた最高裁決定は「先例の検討は裁判員裁判でも変わらない」と述べ、特に死刑判断の局面では過去の裁判例との公平性を重視すべきだと最高裁の姿勢を鮮明にした。