一人で着物を５分で、しかも鏡を見ないで着付けできるとは、うらやましい限りですね。
着物を１人で身につける技術を競うコンテストの全国大会の留め袖の部で優勝した玉名市の津田宏絵さんは、今月５日に東京で行われた全日本きもの装いコンテストの留め袖の部に九州代表として出場されました。
そして、各地の地区大会を勝ち抜いた２６人の中から、１位に輝きました。
コンテストは、鏡を見ずに５分ほどで１人で着物を身につけて、その着こなしや立ち居振る舞いなどを審査するものです。
大会の主催者によりますと津田さんは、着付けの速さと着こなしの美しさ、それに笑顔で落ち着いた立ち居振舞いが高く評価されたということです。
１０日すそに鶴があしらわれた留め袖を身に着けた津田さんが玉名市役所を訪れ、高嵜哲哉市長にトロフィーなどを披露し、優勝を報告しました。
高嵜市長は「美しさに言葉が出ません。これからも着物について深く学んで装いの道をきわめてください」と激励しました。
津田さんは「人１倍練習してきたと自負していたので、優勝が決まったときはほっとしました。今後は、着物を着てみたいという人に教えられたらいいなと思っています」と話していました。
