masami71の日記

熊本市在住の68歳の年金暮らしです

カタルパの樹

カタルパの樹(日本名アメリカキササゲ)は、京都の同志社の創設者である新島襄アメリカから持ち帰ったもので、熊本出身のジャーナリスト徳富蘇峰にその苗が譲られ大江義塾(熊本市)に植えられました。
大江義塾で蘇峰と平田一十は師弟関係にありましたが、のちに一十が地元の黒松に合志義塾を開いたことを聞きつけ、蘇峰はその苗を合志義塾にも譲り渡しました。
現在「文教の地・合志」の象徴として、合志義塾より株分けされた苗が合志市内の小中学校にも植えられています。
毎年5月になると白い花を咲かせます。
大きな緑の葉っぱの中で西洋的な花を咲かせます。
花の後にササゲ豆みたいな実が出来ます。


和名:ハナキササゲ 科名:ノウゼンカズラ科 別名:オオアメリカキササゲ 産地:アメリカ  
熊本市立菱形小学校には「カタルパ」という木が2本あります。
1本は、残念ながら台風で倒れ、倒木の根から新しい芽が出て成長しています。
残っている1本は、大変な巨木で、県内にもこのような巨木は、そうありません。
そこで、この巨木のルーツを求めて、平成24年7月に児童、保護者、教師の3者で「カタルパ探検隊」を結成して、調査に乗り出しました。
しかし、初代のカタルパは、1958年に台風により失われたそうですが、2世や3世のカタルパが元気に育っていました。
初代のカタルパは1883年頃、同志社大学創設者の恩師である新島襄から譲り受けた種子から育つたということです。
このカタルパのルーツについて更に調ぺたいと思い、樹木医の今村順次氏にお願いして、県内外のカタルパの所在、大きさ、樹齢等を調査していただきました。またDNA鑑定(株式会社リーソ)も行いました。
調査結果では、久留米市御井小学校や諌早市の小野小学校、広島県の上殿小学校などにも植えられていることが分かりました。
中でも、大きさについては、本校のカタルパが国内最大級のものであることも分かりました。


DNA鑑定の結果では、大変興味深いことが分かりました。
本校のカタルパの木と熊本市中央区大江の「徳富記念園」にあるカタルパ2世の木は兄弟であることが分かりました。
また、上殿小学校(広島県)、小野小学校(長崎県)のカタルパについても兄弟であることが分かりました。
このことから、本校の力タルパは、徳富記念園にあった初代のカタルパをルーツにもつことが分かりました。
今回の探検隊や関係者の調査から、たくさんのことが分かりましたが、どういった思いでこの木を植えられたのかは、これからの楽しみです。
しかしながら、新島襄と蘇峰の「師弟の絆」をよく知る人物が、この菱形小学校でも、「師弟の絆」を大切に育んで欲しいという願いを込めて「シンボル」として植樹を行っだのではないかと考えています。
毎年ヽ初夏になると、このカタルパの巨木は、子どもたちの未来を祝福するかのように白い可憐な花を咲かせ、学校全体を清楚な香りで包みます。これからも、本校やこの地域を見守ってくれることでしょう。  
熊本市立菱形小学校  平成26年3月吉日  (PTA寄贈)