masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

山鹿市の八坂神社 犬子ひょうたん祭り

ひょうたんを抱いた子犬の縁起物で知られる「犬子(いんご)ひょうたん祭り」が15日山鹿市の八坂神社(大宮神社境内)で開かれ、小雨が降る中、浴衣姿の家族連れなどでにぎわいました。


「犬子ひょうたん祭り」は、江戸時代にいまの山鹿市で疫病が流行した際、神様のお告げで八坂神社の祠をいまの場所に移すことになり、祠をのせた神輿についてきた子犬が、病を消滅させたという言い伝えにちなんで毎年、6月15日に開かれています。


疲れた様子でついてきた子犬は、ひょうたんに入った酒を与えると元気になったとされ、祭りでは、米粉で作られた「犬子ひょうたん」と呼ばれるひょうたんを抱いた子犬のお守りが無病息災の縁起物として売られています。
訪れた人たちは拝殿で手を合わせたあと、社務所に並べられた赤や黄色など色とりどりの犬子ひょうたんの中から好みのものを次々と買い求めていました。
また地元では、毎年この祭りの日から浴衣を着始める「初かたびら」と呼ばれる習わしがあり、境内は浴衣姿の参拝者でにぎわっていました。
材料は米粉で、蒸して柔らかくこねて食紅で色付け。
ハサミや手で犬の形を整えながら、ひょうたんを持たせ、最後に目や鼻を描いて仕上げる。
高さ約3センチで、赤白黄の3色があり、2千本ほど作るという。
杉谷博康宮司(56)は「手作りなので表情も一つ一つ違う。自分の好きな顔を探してほしい」と話していた。
06月15日 19時09分