《 7月15日の誕生花と花言葉 》
ネムノキ(合歓木・マメ科)
歓喜・胸のときめき
マメ科 Last modified: Aug 18, 2005
花期:夏
ネムノキは東北地方以南に生育する落葉の高木。
梅雨の終わりから盛夏にかけて咲く花は繊細で美しい。
長く伸びた糸状のものはおしべである。
独特の花弁を持つマメの花とちがう印象があって、独立の科に分類する意見もある。
花弁が発達せず、おしべが花を構成している点は、フサアカシアやオジギソウなどと似ている。
ネムノキの果実はマメの鞘にはいっており、なるほどマメ科の植物である。
中には小さな種子が入っており、種子を包むには必要以上の大きさである。
鞘は冬になっても開かず、果実全体が風に吹き飛ばされる仕組みになっているのではないかと思う。
ネムノキは二次林に生育する。
斜面下部などのような、土壌のたまる場所に生育し、乾燥地には生育しない。
根はゴボウ根であり、太い直根が地中深く伸びており、地表面近くには吸収根はほとんどない。
砂礫がたまるような場所における生育に適しているものと思われる。