masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

景気悪化が進む一方

10月の企業物価指数 3.8%の大幅下落
企業の間で取り引きされるモノの価格の動きを示す、先月の企業物価指数は、中国経済の減速に伴って鉄くず価格が
下がっている影響などにより、去年の同じ月と比べて3.8%の大幅な下落となりました。
日銀の発表によりますと、先月の企業物価指数は平成22年の平均を100とした指数で101.5となり、去年の同じ月と比べて3.8%の大幅な下落となりました。
これで企業物価指数は7か月連続で前の年の同じ月を下回りました。
項目別に見ると、鉄くずなどの「スクラップ類」が主要な消費地である中国の経済の減速の影響で、去年の同じ月に比べて35.4%の大幅な下落となったほか、原油価格の値下がりで、ガソリンなどの「石油・石炭製品」が27.1%、石油を精製して作るエチレンなどの「化学製品」が8.5%、それぞれ下落しています。
一方、大雨の影響で新米の出荷が遅れたことなどで「農林水産物」は3.4%上昇しています。
これについて日銀は「全体としては、原油価格の下落や中国経済の減速を背景とした値下げの動きが続いている。
ただ、食料品では値上げの動きが出ている品目もあり、どこまでこういった動きが続くかを注視したい」と話しています。

7〜9月期の機械受注、前期比10%減
内閣府が12日発表した7〜9月期の機械受注統計によると、企業の設備投資の先行きを示す
「民間需要」(船舶・電力を除く、季節調整値)は、前期(4〜6月)比10・0%減の2兆3813億円となりました。
5四半期ぶりのマイナスで、下落率はリーマン・ショック後の2009年1〜3月期(11・4%減)以来の大きさだった。
中国景気の減速などで企業が設備投資への慎重姿勢を強めたためとみられてます。
内閣府は6月末時点で、7〜9月期の伸びを0・3%増と予想しており、大きく下回った。
業種別では、製造業が15・3%減だった。前期に大きく伸びた鉄鋼業が反動で73・4%減と落ち込み、電気機械や造船業も振るわなかった。非製造業は6・5%減で、金融・保険業や農林漁業が減少した。