masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

生徒の両親「報告書の内容に疑念」

生徒の両親「報告書の内容に疑念」
自殺した生徒の両親の弁護士によりますと、学校が先月末に作成した調査報告書について、両親は「そもそも誰に向けて作られたものなのか分からず納得がいかない。
また、報告書に書かれた担任との面談の会話が本当に、このとおりだったのか、疑念を持っている。
学校の言い分は正確ではないと思う」と話しているということです。
また、両親は「息子の性格を考えると『万引きがありますね』などと決めつけられると、もめごとを起こしたくない性格から、明確に反論できないところがあると思っている。全くの想像にすぎないが、もしかしたら本当に万引きをした友だちの受験に影響が出ることを心配して、誰にも相談できず1人で悩んでいたのかもしれない」と話しているということです。
そして、今後に期待することとして、「担任との面談で本当はどんなことが話されていたのか、第三者委員会の場で調査され、より客観的で公平かつ中立な調査結果が出ることを期待したい」と話しています。

中3生徒自殺報告書 事実誤認の理由は
3月10日 20時00分
広島県府中町の中学3年の男子生徒が自殺した問題について、学校がまとめた報告書が明らかになりました。
自殺した生徒が万引きをしたと事実誤認をした理由として、報告書では2つの点を指摘しています。
事実誤認した2つの理由
調査報告書では、自殺した生徒が万引きをしたと事実誤認をした理由として、2点を挙げています。
1点目は、自殺した生徒とは別の2人の生徒がコンビニエンスストアで行った万引きについて、当時対応した教諭が生徒指導担当の教諭に口頭で伝えたことです。対応した教諭は2人の生徒の名前を名字だけで伝え、それを聞いた
教諭は2人のうち1人の名前を、誤って自殺した生徒の名前でパソコンに入力していました。
聞き間違えたのか、入力ミスだったのかなど、なぜそうしたのかという詳細な状況は不明だとしています。
また、2人の生徒は「3人で来た」と話しましたが、その3人目も自殺した生徒とは別の生徒で、自殺した生徒は現場にさえいませんでした。
2点目は、誤った記録が修正されないままになっていたことです。
万引きが起きた2日後に校内で開かれた生徒指導に関する会議では、参加した教師が誤って自殺した生徒の名前が書かれていると指摘し、出席者は各自で手持ちの資料を修正しました。
しかし、元のデータを誰が修正するか明確に決まっていなかったうえ、管理職が会議に出席しておらず、データの修正を行うよう指示することもなかったとしています。

中3生徒自殺「万引きの現場にも居合わせず」
広島県府中町の中学3年の男子生徒が自殺した問題について、学校がまとめた報告書が明らかになり、生徒が万引きの現場にさえ居合わせず、全く関係なかったことや、教職員の誰にも相談できなかった状況が分かってきました。
さらに問題の背景として進路指導の際の取り組みが「子どもの可能性を信じ、最大限に引き出して伸ばすというには程遠い」ものになっていたとしています。
広島県府中町の府中緑ケ丘中学校の3年生の男子生徒が、万引きの非行歴があるという誤った情報が記載された資料に基づいて進路指導を受けたあと、自殺しました。
この問題を受けて、学校が先月まとめた調査報告書の内容が明らかになりました。
それによりますと、平成25年に当時1年生だった別の2人の男子生徒が、広島市内のコンビニエンスストアで万引きをした際、自殺した生徒は現場に居合わせてさえいなかったのに、誤って資料に名前を記載されていたことが分かりました。
学校の教育相談体制についても不十分だったとしていて、自殺した男子生徒は、「どうせ言っても先生は聞いてくれない」という思いを保護者に話すなど、教職員の誰にも相談することができなかったとしています。
さらに、こうした問題が起きた背景として学校の進路指導の在り方について「子どもの可能性を信じ、最大限に引き出して伸ばすというには程遠く、生徒を一定の型にはめ、型にはまらない生徒は排除する」というやり方になっていた
と指摘し、「報告書で示した事案が起きたのはすべて校長の責任」としています。