masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

「危険」判定8400棟超 阪神・淡路大震災上回る

熊本県内の自治体が壊れた建物の危険性を調べる「応急危険度判定」を行った結果、26日までに8400棟を超える建物で倒壊するおそれがある「危険」と判定され、平成7年の阪神・淡路大震災で危険と判定された建物の数を上回ったことが、国土交通省のまとめで分かりました。
地震で壊れた建物の危険性を調べる「応急危険度判定」は、今回の地震震度7の激しい揺れを観測した益城町西原村のほか、熊本市などで行われています。
国土交通省のまとめによりますと、26日までに14の市町村の合わせて3万1030棟で判定が行われ、倒壊するおそれがある「危険」と判定されたのは27%に当たる8417棟に上ったほか、建物に入る際に注意するよう促す「要注意」は31%に当たる9740棟、被災の程度が小さく建物の使用は可能だとする「調査済み」は41%に当たる12873棟でした。
「応急危険度判定」は余震による2次災害を防ぐためのもので、国土交通省によりますと、完全に倒壊した建物では行われないケースもあるため単純な比較はできないということですが、今回の熊本地震で「危険」と判定された数は、
平成7年に起きた阪神・淡路大震災の6476棟を上回り、過去の地震災害の中では東日本大震災の1万1699棟に次いで多いということです。
「危険」と判定された建物を市町村別に見ると、熊本市が最も多く3136棟、次いで、益城町が2649棟、西原村が912棟などとなっています。
熊本県内の各自治体は28日以降も調査する範囲を広げながら判定を行うことにしています。