masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

植松聖容疑者の行動(2)

警視庁は、その日のうちに植松容疑者の自宅がある地域を管轄する相模原市津久井警察署に情報提供したということです。
市によりますと、それから3日後の2月18日に植松容疑者が施設で勤務中に、「重度の障害者は生きていても仕方ない。安楽死させた方がいい」などとほかの職員に話したことから、翌日の19日に施設の担当者が警察に通報したということです。

施設を設置した担当者によりますと、この19日に、警察官の立ち会いのもと本人と施設の園長が面接したということです。
その際、植松容疑者は「ことし1月から2月頃にこの考えに気付いた。自分は間違っていない」と話したということです。
これに対して大変危険な考えだと伝えたものの、植松容疑者は激しく主張し、「ならば辞める」と言ってその場で本人から退職願が出されたということです。
植松容疑者を職員として採用したきっかけについては、もともとは夏休み中の児童を支援するアルバイトとして働いていて、その後は非常勤の職員となり、平成25年4月に常勤の職員になったということです。
職員に採用される際には障害者に対して人権を侵害するような発言はなかったということです。

相模原市によりますと、植松容疑者の言動を受けて、市が指定した医師が同じ日の2月19日に診断したところ、入院の必要があると判断し、措置入院の対応をとりました。
さらに入院翌日の2月20日には、植松容疑者の尿から大麻の陽性反応が出て、2日後の22日に別の2人の医師が再度調べた結果、「大麻精神病」や「妄想性障害」などと診断され、入院が継続されたということです。
しかし、相模原市によりますとその後症状がなくなったことや、反省の言葉を述べたことなどから、これまでと別の医師1人が「他人を傷つけるおそれがなくなった」と診断し、入院から12日後の今年3月2日に退院しました。
それから4か月余りたった7月26日未明、植松容疑者は施設の入所者を襲った後警察署に出頭し、殺人未遂などの疑いで逮捕されました。