2016年09月14日 00時04分
熊本地震発生から５カ月を機に、熊本市は、市のイメージキャラクター「ひごまる」のイラストに復興バージョン＝イラスト（熊本市提供）＝を新たに加える。利用受け付けは１４日から。
ひごまるは、２００７年を中心に開かれた熊本城築城４００年祭のシンボルキャラクターとして誕生。
「西南戦争で城が焼かれた時しか怒ったことがない」性格で、天守閣をモデルにしたキャラクターだ。
復興バージョンは、「がんばろう！ くまもと」の文字がある図とない図の２種類。
従来の６種類と同様に市の許可を得れば、商品ＰＲや看板などに使うことができる。
ひごまるは、熊本発のキャラクターとしては「くまモン」の３年先輩。
全国的な知名度を誇るくまモンの陰に隠れた感もあったが、１４年に着ぐるみのひごまるとＰＲ役の女性が踊りや歌を披露する「ひごまる隊」を結成し、熊本城のＰＲに努めている。
ひごまるのイラストは熊本地震後に利用申請が増え、本年度は８日までで前年度１年間とほぼ同じ２７件を受け付けた。
拳を突き上げる力強い復興バージョンも、人気を集めそうだ。
＝2016/09/14付 西日本新聞朝刊＝
