masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

リングプルはリサイクルにプラスになっていない

そもそもせっかく環境を考えて缶から外れないように工夫され開発されたステイオンタブをちぎって集めることがナンセンス。
今やリサイクル率が80%を超えたアルミ缶、そのまま普通に缶ごと分別して捨てれば各自治体のリサイクルに回せるのに、その一部をくすねてきて無駄な輸送費、資源を費やし非効率的な換金をすることに何の意味があるのだろうか。
少なくとも環境保護的には逆行している。
実は数年前からアルミの回収率が数%落ちているらしい。みんながリングプルを引きちぎるから・・・ではなくて、理由は「ボトル缶」の出現だ。
このボトル缶のキャップも実はアルミでできているが缶本体から離れてしまうためなかなか回収されないのだそうだ。
まるで昔の缶から外れるリングプルの二の舞いだ。
リングプルをせっせと集めてもリサイクル率に変わりはない。
そのまま缶ごと回収されるような仕組みを作っているのに、わざわざちぎられて手間と時間とエネルギーを消費して集められた後に結局缶本体と同じくリサイクルされるだけなのだ。
アルミ缶リサイクル協会のHPを見ればわかると思うが「タブは缶からはずさないで」としっかり書かれている。
リサイクル率を上げたいのなら、道ばたや砂浜に捨てられている缶を回収するとか、むしろリングプルよりアルミキャップを集めたほうがいい。
かえってこのボランティア活動を通じてリングプルのちぎり癖のついた子供達が大人になって、目的もなくリングプルをちぎり続け飛散させるのが心配だ。