強い寒気の流れ込みで１４日の熊本県内は気温が上がらず日中は各地で今シーズン一番の寒さとなりました。
１４日朝の最低気温は各地で平年並みか高くなりましたが日中は日差しがあっても空気が冷たく最高気温は熊本市で７・８度など県内の多くの地点で今シーズン一番低くなり真冬並みの寒さとなりました。
また阿蘇では山沿いを中心に断続的に雪が降り南小国町の瀬の本高原では道行く車が雪を巻き上げて走り、近くのレストランや駐車場には２〜３センチの雪が積もっていました。
熊本県内には強い寒気が流れ込み、阿蘇市では、凍る滝として知られる「古閑の滝」が凍りついています。
阿蘇市古閑の滝午前９時ごろ阿蘇市一の宮町の標高およそ７５０メートルにある「古閑の滝」では、落差およそ１００メートルの滝が凍りついています。
外輪山の東に位置する古閑の滝は、もともと水量が少ないこともあり、冬の寒さが厳しいと滝全体が凍ることで知られています。
滝は、山肌に吹き付ける冷たい風によって、水しぶきが凍りつき、自然の作りだした氷のオブジェは、阿蘇地方の厳しい寒さを象徴する冬の風物詩となっています。
今朝の各地の最低気温は、阿蘇山で氷点下４・４度、阿蘇市乙姫で氷点下１・６度、熊本市で２・４度を観測しました。
県下の最低気温は南阿蘇村で0度2分、阿蘇市乙姫で氷点下1度6分、南小国町で氷点下0度5分、菊池市で0度6分、人吉で2度6分、熊本市で2度4分でした。
各地の最高気温は熊本市で7度8分、菊池で7度1分、人吉で7度8分、水俣で7度7分、八代で8度4分となりました。
また、益城で6度8分、南阿蘇で4度5分となりました。
なお、牛深で9度1分となりました。
きょうは、一連の熊本地震で、震度1が2回発生しました。
