２０日午後２時４５分ごろ、熊本市中央区の白山交差点で２トントラックが右折しようとしたところ、その後ろから直進していた健軍町発田崎橋行きの２両編成の市電が接触しました。
この事故で、電車の１両目のドアなどが壊れました。
市電には乗客・乗員合わせて１２人が乗っていましたが、市の交通局によりますと市電は交差点では減速して運転することになっていて、乗客も全員座っていたため、けが人はいませんでした。
トラックの運転手にもけがはなかったということです。
警察によりますと、交差点では直進する市電が優先で、車は市電が通り過ぎてから右折する必要があります。
市の交通局に対して、市電の運転士は「目の前でトラックがいきなり右折し、ブレーキをかけたが、間に合わなかった」と話しているということで、警察で事故の原因を調べています。
右折するときは、どうしても前方の車両に気を取られて、右後方から来る電車に気付かないのでしょうね。
