masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

阿蘇地方で春の訪れを告げる野焼

阿蘇地方では春の訪れを告げる野焼きが行われました。
啓蟄』は土の中に冬ごもりしていた虫たちが温かい春を感じて土の中から出てくる頃と言われています。
こうした中、阿蘇西原村では5日朝から俵山一帯で草原の芽吹きを良くする野焼きが大規模に行なわれました。
5日は900人を超える村民と野焼きを支援する阿蘇グリーンストックのボランティアなど合わせて1000人が参加。
俵山のすそ野に広がる約1070ヘクタールの原野に火が入れられると、火は枯草を焦がしながら瞬く間に原野を走りオレンジ色の炎が空高くあがっていました。


また、阿蘇市の北外輪山一帯の38の牧野が一斉に野焼きを行いました。
阿蘇市の狩尾牧野では、地元の人々が原野に火を放ち、野焼きを行ったほか、ミルクロード沿いの跡ケ瀬牧野でも道路脇の原野や山間を焼き、大きな炎が燃え上がりました。
例年、北外輪山一帯では、およそ6300ヘクタールで野焼きが行われますが、今年は熊本地震の影響で地割れや崩落のほか落石などの危険性もあるとして352ヘクタールほどが野焼きを実施できないということです。
山肌の傾斜面一帯の野焼きを実施できなかった狩尾牧野などでは、心配の声も聞かれました。