masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

菊池川流域が日本遺産に認定

菊池川流域の米作りを通した文化が『日本遺産』に認定されました。
日本遺産は建造物や祭りなどの歴史的文化や伝統をストーリーとして評価し認定するもので2020年の東京オリンピックにむけ地域の活性化につなげようというものです。
今回認定されたのは菊池川流域の4市町の古代から続く日本の米作り文化で、菊池渓谷山鹿市番所地区の棚田、用水路などの灌漑施設など33の場所や祭り、食べ物などを軸にしたストーリーです。


県内の日本遺産の登録は平成27年人吉球磨地域に続き2件目で今年全国で17件が認定されこれで全国の日本遺産は54件となりました。 
文化庁は28日、有形、無形の文化財群が織り成すストーリー(物語)で地域の魅力を発信する「日本遺産」の第3弾に、「米作り、二千年にわたる大地の記憶〜菊池川流域『今昔水稲物語』〜」(山鹿市玉名市菊池市和水町)など23道府県の17件を認定した。
2015年から毎年選んでおり、計54件となった。

東京五輪パラリンピックが開かれる20年までに100件に増やす。
県内からの認定は、第1弾に入った「相良700年が生んだ保守と進取の文化」(人吉球磨地域10市町村)に続き2例目。
今回は全国から79件(熊本は1件)の申請があった。
「米作り─」の物語は、弥生時代から脈々と続く稲作の歴史や痕跡、地域文化への広がりを紹介。


平地には奈良時代などに水田を区画整備した条里制跡、山間部には江戸時代から棚田を潤す用水路、海辺には明治時代に築かれた干拓堤防が残るなど、「古代から現代までの日本の米作り文化の縮図」と訴えた。
物語を構成する文化財は33件。
米の豊かさで繁栄した「江田船山古墳」(和水町)、石積み堤防が長さ5・2キロに及ぶ「旧玉名干拓施設」(玉名市)、米で財を成した商人が出資した芝居小屋「八千代座」(山鹿市)、五穀豊穣[ほうじょう]を祈る舞「菊池の松囃子[ばやし]」(菊池市)などを列挙した。