masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

絶滅危惧種のチョウ「オオルリシジミ」が舞う

瑠璃色の羽根が鮮やかで、絶滅危惧種に指定されている希少なチョウ、「オオルリシジミ」が、今年も阿蘇地方の草原で飛び交い始めています。
オオルリシジミは、シジミチョウ科の体長3センチ〜4センチの蝶で、広げた羽根が鮮やかな瑠璃色をしているのが特徴です。

オオルリシジミは、美しい瑠璃色の羽が特徴のチョウで、4月下旬〜5月上旬頃に阿蘇の草原で見られます。
オオルリシジミの幼虫は「クララ」という草原性植物を食べますが、阿蘇の草原にはこの「クララ」が残っています。
クララとは、和名が「眩草(くららぐさ)」といい、この根をかむと目がくらむほど苦いことからついた名前です。
放牧された牛は、このクララを食草しないため放牧地にそのまま生育します。
そのため、オオルリシジミが生きていけるのです。
なお、オオルリシジミは、絶滅危惧種としてレッドデータブックに掲載され、熊本県の指定希少野生動植物種として保護されているので、採集は禁止されています。