masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

国道57号復旧ルートの現場公開

08月28日 14時09分
去年の熊本地震で寸断された国道57号線の迂回路として国が工事を進めている復旧ルートのうち、トンネルの掘削現場が報道公開され、3年後の完成を目指して24時間態勢で1日7メートルほど掘り進めているということです。
熊本と大分を結ぶ幹線道路の国道57号線は熊本地震による大規模な土砂崩れで寸断され国土交通省阿蘇市大津町を結ぶおよそ13キロの迂回路の建設を進めています。


このうちおよそ3.7キロのトンネルは車両が通行する幅12メートルの「本坑」と交通事故などの際に使用する「避難坑」の2本が並行して建設される予定で28日は先に工事が進んでいる避難坑の現場が報道陣に公開されました。
掘削現場では重機が持ち込まれ、岩盤に直径およそ5センチ、奥行き1メートル余りの穴を60か所あけ、そこに一つ一つ手作業で爆薬を仕込んでいました。
そして、爆破で岩盤を砕き、壁面をコンクリートで固め、1回の爆破でおよそ1メートル20センチ掘り進むことができるということです。
工事は、24時間態勢で行っていて1日で、7メートルほど掘削できるということです。
トンネルをふくむ復旧ルートは平成32年度に開通する予定です。
国土交通省熊本河川国道事務所の佐藤博信建設監督官は「早く工事を進めるため最新の機材を優先的に投入している。
元通りの生活に戻れるよう全力で取り組みたい」と話していました。