masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

熊本城飯田丸 仮受構台解体

2017/9/9 12:00
撤去中の飯田丸五階櫓の仮受構台。櫓を抱え込むようにしていたアームの先端部分が姿を消した(8月23日)
熊本地震で被災した熊本城(熊本市中央区)の飯田丸五階櫓[やぐら]を支えていた、仮受構台[かりうけこうだい]の解体がほぼ完了した。


独特な工法と形から注目を集めた巨大な緑の「鉄の腕」は、1年余りにわたって櫓と石垣の倒壊を防ぎ、役目を終えた。
仮受構台は、角の石垣で支えている櫓が重みで倒壊し、文化財である石垣が崩落するのを防ぐため、工事を請け負う大林組が昨年7月に設置。
全長約33メートル、高さ約14メートルのアーム状の鉄骨で櫓を抱き込むようにして支えてきた。
その後、崩落した石を撤去、現在は今年7月に完成した別の構台が地面から櫓を支えている。
熊本城総合事務所の建築担当の城戸秀一さん(43)は「余震があったり台風が来たりしたが、仮受構台のおかげで被害が広がらなかった。ひと安心」と話した。
解体・撤去は9日に終わる見込み。
櫓は冬ごろから約1年間かけて撤去する。
市は今後、専門家らの意見を聞き、櫓の撤去方法を決める。(飛松佐和子)