masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

「あんぽ柿」づくり始まる 山鹿

11月10日 14時09分
ふっくらとしたやわらかさと強い甘みが特徴の「あんぽ柿」と呼ばれる干し柿づくりが、山鹿市で始まりました。
「あんぽ柿」は柿の実を硫黄の煙でいぶしたあと、1週間から10日間ほどかけてじっくりと乾燥させ、やわらかく仕上げた干し柿で、糖度が40度ほどと濃厚な甘みが特徴です。
山鹿市菊鹿町では、4軒の農家が重さ200グラムほどの「紅高瀬」という品種の大ぶりの柿を栽培しています。
農家では地元の新たな特産品にしようと、8年前から「あんぽ柿」の生産に取り組んでいて、ことしも10日から生産が始まり、地元の工場で作業に追われています。
16人が手分けして作業に当たり、柿の実を機械で回転させながら手際よく皮をむいた後、専用の乾燥機の中につり下げていました。
菊鹿町干し柿研究会の松本英亮会長は「ことしはきれいな柿が実り出来がいいです。
喜んで食べていただけるよう安心安全な干し柿を作るので、たくさん食べていただきたい」と話していました。
作業は来月中旬まで続き4万個を生産する予定で、県内の百貨店や地元の物産館などで販売されるということです。


渋柿を硫黄で燻蒸して乾燥させる独特の製法で作られる。 単に干しただけの干し柿は、乾燥して黒く堅くなり、さらに時間が経過すると糖分の粉を白く吹く(ころ柿など)。
これに対してあんぽ柿は、半分生のようなジューシーな感触で、羊羹のように柔らかいのが特徴。
硫黄は乾燥中に揮発するため毒性はない。