masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

南阿蘇鉄道が被災レールを販売

2017年12月01日 19:25 現在
熊本地震で被災し、部分区間での運行が続く南阿蘇鉄道が、地震で被災したレールの販売を始めました。
販売されるのは、被害の大きかった立野駅から約1・3キロ地点のレールを加工したものです。
長さは10センチ程で、重さおよそ5キロ。南阿蘇のブランドヒノキ・阿蘇南郷檜でできた土台に乗っていて、シリアルナンバー入りのプレートが付いています。
値段は1つ5万円で、200個限定での販売です。
「思いとしては全線復旧というのが当然ですが、しっかりした事実熊本地震後にどうだったかを刻んでいくためにもこの復興のレール販売が必要だと考えましたので」(南阿蘇鉄道 草村大成社長)
また、列車にオリジナルのヘッドマークをつけて、貸切で運行できる取組みもスタートさせました。


南阿蘇鉄道は、「列車の利用客は、地震前のおよそ3割と厳しい状況だが、今後も全線復旧に向けた取組みを続けていきたい」としています。
平成28年4月16日に発生した熊本地震により、南阿蘇鉄道は線路やトンネル、推奨土木遺産の認定を受けた2橋梁に甚大な被害が発生しています。
平成29年4月に国土交通省から公表された災害復旧調査結果においては、全線復旧までの工期は設計着手から1年から5年とされ、今後の復旧には莫大な費用と期間が見込まれています。
平成28年7月31日より一部区間高森駅から中松駅)において運行を再開し、全線復旧に向け再出発しましたが、南阿蘇鉄道の利用人数は震災前に比べて大きく減少しており、大変厳しい状況となっています。
全線復旧までの期間、安定的な経営と収益を確保し、創造的復興に繋げるためには、様々な支援企画の展開が不可欠と考え、ラッピング列車や1日1組限定貸切列車の運行、駅ホーム枕木オーナーの募集など、懸命に努力し取り組んでいるところです。
そこで今回、特に被害が大きい長陽駅から立野駅区間にある犀角山手前(立野起点1k300m)地点で被災したレールを加工し、日本で唯一のヒノキ在来挿し木品種である阿蘇南郷檜を加工したプレートとシリアルナンバー入りのメモリアルプレートを取り付けて、2017年200個限定にて熊本地震からの復旧祈念レールとして販売することといたしました。
沿線住民の貴重な交通手段を取り戻すため復興への第1歩を踏み出し、全線復旧に向け日々運行していますが、今後の全線復旧を見据え沿線地域のみならず全国の皆様の支えが必要となっています。
つきましては、南阿蘇鉄道の「熊本地震被災復旧祈念レ―ル」をご購入いただき、南阿蘇鉄道の全線復旧へお力添えを賜りますようお願い申し上げます。

申込方法
高森町と南阿蘇村のふるさと応援寄附金(10万円)の返礼品としても取り扱っております。
詳しくは、下記サイトに12月2日から掲載されます。
熊本県高森町  さとふる 納税サイト https://www.satofull.jp/town-takamori-kumamoto/
熊本県阿蘇村 さとふる 納税サイト https://www.satofull.jp/vill-minamiaso-kumamoto/
別紙の申込書に必要事項を記入のうえ下記の方法でお申し込み下さい。
窓口でのお申し込み(営業時間内のみ)
弊社、高森駅窓口へ「申込書」と料金をお持ちください。
郵送・メール・FAXでのお申し込み
1.「申込書」に必要事項を記入の上、弊社へ郵送又はメール、FAXにより申込書を送信して下さい。
2.申込書を弊社で受付後、弊社より「受付完了」の通知を、お客様のご指定の方法(郵送、FAX、メール)
によりお知らせします。
3.上記(2)の「受付完了」の通知と共に、弊社指定振込口座をオーナー様へご連絡差し上げますので、
被災復旧祈念レールの料金をお振込み下さい。
注意事項
弊社からの「受付完了」の通知後、2週間以内に被災復旧祈念レールの料金の振込みが確認できない場合は、
受付完了を取り消しさせていただきますので予めご了承下さい。