2018/2/24 10:14 ©株式会社熊本日日新聞社
県阿蘇地域振興局は２３日、熊本地震で損壊した阿蘇山上に通じる登山道路の県道阿蘇公園下野線について、復旧が当初予定より１カ月遅れて４月下旬になる見込みと発表した。昨年１２月以降の降雪の影響という。
同線は、山上に通じる登山道路３本で唯一未開通。地震で２カ所の計約５００メートルで路面が崩落するなどし、４・７キロ区間で復旧を進めている。
本年度中の再開を目指していたが、降雪続きで土砂の搬出や盛り土工事に影響が出たという。
同じ登山道路で昨年１０月に片側交互通行で再開した阿蘇吉田線（南登山道）は、３月下旬に交互通行を解除する見込み。
南阿蘇村の３・５キロ区間で復旧工事を進めている河陰阿蘇線も雪の影響で約１カ月工期が伸び、完了は４月下旬にずれ込む見込み。
同振興局は、いずれの路線も再開日は決まり次第発表するという。（岡本幸浩）
（2018年2月24日付 熊本日日新聞朝刊掲載）
