masami71の日記

熊本市在住の68歳の年金暮らしです

高架化後の熊本駅新ホーム「狭く落ちそう」

2018/5/10 12:00 ©株式会社熊本日日新聞社
熊本駅在来線、不安の声も
通勤、通学途中の乗客らで混雑する朝の在来線ホーム=熊本市西区のJR熊本駅
高架化後のJR熊本駅在来線ホーム
3月に高架化されたJR熊本駅熊本市西区)の在来線を利用する乗客から、新しいホームの狭さを指摘する声が相次いでいる。

「転落しそうだ」と不安がる乗客もおり、JR九州は事故を防ぐホームドアの設置を検討するとしている。
高架化された在来線ホームは、2本の線路に挟まれた「島式」2面。
全く同じ形状で、ホーム北側の幅は8メートルあるが、途中で狭くなり、南側の幅は3・4メートルしかない。
北側には待合室やエレベーター、階段など、南側には80センチ四方の柱が並び、乗客は狭い所で幅1・3〜1・5メートルの移動スペースを行き来する。
平日朝は通勤のサラリーマンや通学の高校生らが一斉に降車。
ホーム下の階にある改札口に向かってエスカレーターや階段に集中し、熊本市の会社員板見健司さん(53)は「狭いスペースを行き来しなければならず、人とぶつかりそうになる」と困惑する。
高架化前のホームは片側だけ線路に接する相対式と島式が組み合わさっており、幅は3・2〜13・6メートル。
ホーム中央部には細い柱やベンチしかなかった。
上天草市から熊本市に通学する女子高校生(16)は「前のホームは広かった。今は混雑してなかなか前へ進めない」と不満げだ。


JR九州は、高架化前のホームの詳細については「分からない」としており、比較はできないが、移動のためのスペースが狭くなったことは認めている。
ホームの整備には法律による定めはなく、国土交通省は「安全対策は各社が実情に合わせて取り組むようにしている」とする一方、一定の目安は設定している。
熊本駅のホームの移動スペースは幅が狭い所でも目安の1・0〜1・5メートルを上回っており、同省九州運輸局は「国は指導できない。どう対応するかJRが判断すべきだ」と静観している。
在来線ホームが狭いという声はJR九州にも届いている。
今のところ線路に転落するなどの事故は起きていないが、同社は「ホームで案内する職員を増やし、安全に移動してもらえるよう対応している。
乗客の不安の声が続けばホームドアの設置も検討していく」と説明している。
バリアフリーデザイン研究会」(熊本市)のメンバーで、都市環境デザイナーの丸山力さん(71)は「車いす利用者のために、せめて幅2メートルの移動スペースを確保してほしかった。新しく設計した
ホームで、そうした配慮が十分でなかったのは残念」と指摘する。(高橋俊啓、木村恭士、小山智史)