masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

県内ガソリン150円台に

レギュラーガソリン1リットル149円の価格を表示しているガソリンスタンド。
県内平均では150円を超え、家計などへの影響を心配する声が強まっている=1日、熊本市中央区


中東情勢の不安感から原油価格が上昇する中、県内のレギュラーガソリンの平均小売価格も約3年5カ月ぶりに1リットル当たり150円を突破。
家計などへの影響を心配する声が強まっている。
経済産業省資源エネルギー庁が発表した5月28日時点のレギュラーガソリンの県内平均小売価格は1リットル152円40銭。この2カ月間で7円も上昇した。
同市中央区にある「南熊本SS」は1日、レギュラー価格を2円引き上げ、1リットル153円(現金会員は149円)とした。
ガソリンとともに軽油の価格も上がっており、運輸業者の経営を圧迫している。
九州産交バス(同市)は昨年10月以降の燃料費が想定を7%上回るペースで推移している。
1リットル1円上がると約50万円の負担増といい、担当者は「ほかの経費を圧縮して乗り切るしかない」と渋い表情だ。
九州電力西部ガスが7月分の電気やガスの値上げを発表するなど、原油高の影響が各方面にじわじわと及ぼしつつある。
漁船の燃料などに軽油重油が必需品である漁業者にとっても打撃は大きく、天草漁協(天草市)からは「水揚げが落ちる中、資材を含めコストが上がっていて利益が残らない。死活問題」との声も漏れた。(宮崎達也、澤本麻里子、川崎浩平)