2018年06月29日 06時00分
原野に自生するノハナショウブ。鮮やかな紫色が美しい
梅雨空の下、阿蘇地方の原野では草がぐんぐんと丈を伸ばす。
茂る草に埋もれるように、ノハナショウブの紫色の花が咲いている。
園芸種のハナショウブの原種で、阿蘇はその貴重な自生地の一つである。
夏の草原の主役、ユウスゲの花。
夕刻にパッと開きだすユウスゲの黄色い花も咲き始めた。
緑の草原でぱっと目に留まる。
これから日を追って数を増し、至る所で風に揺れる姿を見るようになる。
草原も夏本番が近い。
=2018/06/29付 西日本新聞朝刊=