2018年07月24日 06時00分
シシウド。蜜を吸いにきた虫が潜り込んでいる
阿蘇地方の山野が緑を濃くしていく。丈の長い夏草が風にしなり、その陰で野の花の顔触れが変わる。
今の季節の顔はシシウドである。
ユリ科ホトトギス属の仲間だろう。珍妙な姿が楽しい
ゴルフボール大のつぼみから、花火のような花が出現する。
豊富な蜜を虫たちが吸いにくる。
長い花茎のオオバギボウシや、珍妙な姿のホトトギス属の花も見る。
季節はとどまらず、秋の七草のカワラナデシコ、オミナエシ、ハギなども彩り始めた。
=2018/07/24付 西日本新聞朝刊=