masami71の日記

熊本市在住の68歳の年金暮らしです

熊本県内公立高 制服値上げに学用品代かさみ

県内公立高の制服価格が、3年前と比べて冬服で平均3千円前後、夏服でも平均1500円前後値上がりしていた。
入学時には、制服をはじめとする学用品の購入費用が家計を圧迫する。
保護者らからは「学校側が物品を細かく指定するから、価格が高くなるのでは」との声も上がる。
昨年4月、長女が熊本市内にある県立高に入学した同市のパート女性(45)は、制服をはじめ、体育服やカバンなど学校指定だらけの学用品の高さに驚いたという。
「市販のものでも代替できそうなものだけれど、校章がワンポイントついているだけで市販品の何倍も高い。中学の時はもっと緩やかだったのに…」
この家庭では、学用品の購入だけで入学時に合計15万円ほどの出費に。
「3年間しか使えないのにもったいなくて。学校の伝統だから仕方ないのかなと、あきらめました」と苦笑した。

制服価格の値上がりについて、県内の多くの高校で指定販売店となっているタケモト(熊本市)の担当者は「少子化で生徒が減る中でも、各学校で仕様が違うため、どうしても多品種小ロットになる。企業努力しても、価格は下げにくい」と明かす。
担当者によると、中国での需要増や食肉需要の高まりで羊毛が値上がり。原油価格の高騰でポリスエステルの価格も上がった。

これを受けて生地メーカー大手は数年前から横並びで値上げ。
加えて縫製工場の人件費や輸送費も上がったという。

光多制服(熊本市)の担当者も「制服がマイナーチェンジすれば抱えていた在庫を廃棄する必要もある。制服業界はもうからないから新規参入も少ない」と話す。
一方、指定業者を増やしたり、制服の条件を緩和したりすることで、価格を抑え、値下げできた高校があるのも事実。
学生服の事情に詳しい熊本市の衣料関係者は「結局、少ない業者が学校側と結び付いて“ムラ”を形成しているから価格が下がらない。各校が市販品の活用を認めれば、保護者の負担はかなり軽減される」と指摘する。
県教委学校人事課は「保護者の負担軽減は重要だが、同じものを着用して生徒が一体感を持つことは、社会性を身に付ける意味で教育効果がある」と言っている。(太路秀紀)

(2019年3月18日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

 

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