masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

進む天守閣の耐震補強

【熊本城のいま】進む天守閣の耐震補強

2019/3/29 10:03   c株式会社熊本日日新聞社
熊本城の大天守の出口付近に設置された鉄の支柱。
熊本地震後、安全対策として新たに設置された=熊本市
地震後、復旧工事前の熊本城=2017年4月3日撮影

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熊本地震の発生から間もなく3年。熊本城では天守閣の復旧工事が最優先で進められている。
熊本市の熊本城総合事務所によると、大天守(地上6階、地下1階)では石垣の積み直しが完了。
10月5日に始まる一般公開に向けて、2階以上は外観工事が済んだ。
1階部分の工事が終わるのは、公開の直前になるとみられる。
一般の人が天守閣の内部まで入れるようになるのは2021年春ごろ。
市は来場者の安全確保のため、大天守と小天守(地上4階、地下1階)に耐震補強工事を施す。
天守は6~4階が完了し、3階以下は施工中で、地下1階は未着手。
天守は石垣の積み直しが夏ごろに終わった後、外装工事とともに始める。

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耐震補強に使うのは、ブレーキダンパー(摩擦力で揺れを抑える装置)やオイルダンパー(油の粘性で振動を和らげる装置)、それら2種類のダンパーをX型に交差させたクロスダンパーなどさまざま。
各階に応じた補強方法を細かく計画している。
天守1階の南東にある天守閣の出口部分には、鉄の支柱が設置された。
これもダンパーなどと同様、地震後に設けた新たな安全対策の一つだ。
出口部分の通路の幅は約1・7~2メートル。支柱(長さ約2・5~3・5メートル)は通路の両端に4本ずつ、約1メートル間隔で設置してある。