masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

阿蘇の大動脈復旧 俵山ルートが全面開通

2019/9/14 20:30 (JST)   ©株式会社熊本日日新聞社
俵山ルートの全線開通を祝って、最後の不通区間だった大切畑大橋の前でテープカットする関係者ら=西原村

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熊本地震で大きな被害を受けた県道熊本高森線・俵山ルート(西原村小森-南阿蘇村河陰、全長約10キロ)が14日、復旧工事を終え3年5カ月ぶりに全線開通した。
区間で迂回[うかい]の必要がなくなり、大動脈の完全復旧で、阿蘇地域の観光や経済の復興が期待される。
俵山ルートは地震で俵山トンネル(2057メートル)や六つの橋が損傷し、不通となった。
大規模災害復興法に基づき、管理者の県に代わって国が復旧を担当。
2016年12月に迂回路での通行を再開し、その後は復旧した場所から段階的に本道に切り替えていた。

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この日は、最後の不通区間だった大切畑大橋(西原村、265メートル)近くで開通式があり、関係者ら約200人がテープカットや通り初めパレードで祝った。
蒲島郁夫知事は「国土交通省をはじめとする工事関係者には、スピード感を持って復旧に取り組んでいただいたことに感謝したい」とあいさつ。
西原村の日置和彦村長は「俵山ルートの全線開通は地震からの復興の象徴となる。これを弾みに、復旧・復興をさらに加速させたい」と述べた。
国交省熊本復興事務所によると、全線開通により、九州自動車道益城熊本空港インターから南阿蘇村久木野庁舎までの所要時間は5分短縮され、約35分になる。(丁将広)