熊本城大天守 雄姿再び 10月5日から特別公開
2019/9/29 18:43 (2019/9/29 22:44 更新)
西日本新聞
10月5日の特別公開を前に、報道陣に公開された熊本城。
大天守の外観はほぼ復旧した＝29日午後、熊本市中央区
2016年4月の熊本地震で被災した熊本城（熊本市中央区）の特別公開が10月5日から始まるのを前に、市は29日、見学ルートを報道陣に公開した。
外観の修復をほぼ終えた大天守は瓦が輝き、堂々とした威容をよみがえらせていた。
2度の激震で城内では、国指定重要文化財の建造物13棟が破損し、石垣は50カ所で崩落した。
大天守の内部や隣の小天守の修復は21年春まで続き、全体の復旧完了は37年度の予定。
市熊本城総合事務所の網田龍生所長は「復旧の過程を見学し、後世に語り継いでほしい」と呼び掛けた。
特別公開は城西側の二の丸広場から入り、天守閣前広場に至るルート。
10月5日は正午に記念式典を行い、入場は午後1時から。
6日以降は主に日祝日の午前9時～午後5時に実施。
11日までは平日も午後1～5時に開場する。
料金は大人500円、小中学生200円。同事務所＝096（352）5900。（古川努）
