12月19日 10時49分 NHK
年の瀬を迎え、上天草市では贈答用として人気のある車えびの出荷が最盛期を迎えています。
上天草市大矢野町にある、天草漁業協同組合の車えびの養殖場では１９日朝、従業員たちが専用の船に乗り、養殖場の砂地に潜っている車えびを網を使って引き上げていました。
６月から育てられた車えびは体長が１６センチほど、重さが３０グラム前後で、体は鮮やかなしま模様をしています。
養殖場と隣あう作業場では、従業員たちが車えびを大きさごとに選別したあと、おがくずを敷いた出荷用の箱に手際よく並べ箱詰めにしていました。
天草漁協車えび養殖場の小崎陽介場長は「ことしはサイズも大きく、生きがいいえびが育っています。
生のままの刺身や塩焼き、天ぷらなどで食べてもらいたいと思います」と話していました。
この養殖場では今月だけで、年間の出荷量の６割以上にあたるおよそ１９トンの車えびの出荷を見込んでいて、九州をはじめ全国各地へ発送されるほか、養殖場で直接、販売もしているいうことです。
