01月06日 18時01分
今月3日の地震で震度6弱を観測した熊本県和水町では、6日も新たに被害が確認され、これまでに確認された被害は62件になりました。
和水町は引き続き地震への警戒を呼びかけています。
震度6弱の激しい揺れを観測した熊本県和水町では、住宅の倒壊などの大きな被害は確認されていないものの、住宅の屋根瓦が落ちたり建物にひびが入ったりするなどの被害が相次ぎました。
町は被害の調査を進めていて、6日も住宅の屋根の瓦がずれたり、内側の壁にひびが入ったりするなどの被害が新たに確認されました。
その結果、6日までに確認された被害は、5日までより3件増えて合わせて62件になりました。
これまでに住宅だけでなく文化財の被害も出ていて、5日は、国指定の史跡「田中城跡」で遊歩道の手すりに5か所程度のひびが入っているのが見つかったほか、崖の表面が、大きいところで幅およそ1メートル、高さおよそ3メートルにわたってはがれているのが確認されています。
和水町や周辺の自治体では、今月3日の地震のあとも震度2や1の揺れを観測する地震が起きていて、和水町は引き続き地震への警戒を呼びかけています。