01月09日 15時06分
改築工事が進められているＪＲ熊本駅の駅舎が、ことし３月に完成することになり、記念の式典が行われることになりました。
これは、蒲島知事が９日の会見で明らかにしたものです。
ＪＲ熊本駅では、平成１３年度から鹿児島線や豊肥線の線路やホームを高架化するなどの工事が進められていて、高架化は去年、完了していました。
新たな駅舎は、ことし３月に完成し、３月１６日には関係者が出席して記念の式典が行われる予定です。
新しい駅舎は建築家の安藤忠雄氏が設計し、外壁は、熊本城の石垣にみられる「武者返し」の反りが取り入れられていて、ホームの上屋は、夏目漱石が「森の都」と熊本を評したことにちなみ、木材を多く使っているということです。
県が事業主体となった熊本駅の工事が完了することについて、蒲島知事は「ことしは２つの国際スポーツ大会が熊本で行われるので、国内外から訪れる多くの人を玄関口である熊本駅でお迎えして、精一杯おもてなしをしたい。大会後にも熊本を訪れてもらえるよう、熊本市やＪＲ、経済界などと、にぎわい作りに努めていきたい」と述べました。
