masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

熊本駅前のしゃもじ屋根撤去へ

「しゃもじ」→「羽衣」屋根へ 27日から撤去 JR熊本駅川口駅前広場
2020/1/26 12:30 (JST)   ©株式会社熊本日日新聞社
JR熊本駅白川口の駅前広場。

f:id:masami71:20200127130851j:plain

中央にあるしゃもじ状の大屋根は27日から撤去される(2019年12月撮影、熊本市提供)
2021年春の整備完了を目指すJR熊本駅川口駅前広場のイメージ図。
白く細長い曲線が羽衣状の新しい屋根(熊本市提供)

f:id:masami71:20200127130946j:plain

熊本市西区のJR熊本駅白川口の駅前広場整備に伴い、市は27日から市電の熊本駅前電停を覆う大屋根を撤去する。
独特の形状から「しゃもじ」の愛称で親しまれた大屋根に代わり、電停のほか北側のバス・タクシー乗降場も覆う羽衣状の屋根を新設する。
大屋根(約千平方メートル)は2011年3月の九州新幹線鹿児島ルートの全線開業に向け、県が約2億6300万円をかけて整備。
建築界のノーベル賞とされる米プリツカー賞を受賞した建築家西沢立衛氏が大きな雲をイメージして設計した。
12年の政令市移行に伴い、管理は県から熊本市に移った。
市は17年11月、熊本地震の教訓から、避難できる空間を確保するため大屋根を解体すると発表。
JR九州の開発計画も踏まえ、「広場のレイアウトを見直す必要性が生じた」(市熊本駅周辺整備事務所)という。
今ある大屋根の撤去費は約1億4400万円。7月の完了を目指す。
夜間工事のため市電の運行に支障はない見通しだが、バス・タクシー乗降場の位置などが順次変更される。
一方、市が21年春までに新設する羽衣状の屋根は約3700平方メートル。
前回に続き西沢氏が設計し、約14億8500万円の費用を見込んでいる。
10年足らずでの屋根の架け替えについて、同事務所は「もったいないとの声があるのは承知している」とした上で、「新しい屋根で雨にぬれない動線を確保し、利用しやすい空間にしたい」と理解を求めている。
(久保田尚之)

f:id:masami71:20200127141800j:plain