新型肺炎 29日帰国の3人感染確認 うち2人は発熱など症状なし
2020年1月30日 11時59分新型肺炎 NHK
29日、中国・湖北省武漢からチャーター機で帰国した日本人3人が、新型のコロナウイルスに感染し、このうち2人は発熱などの症状が無かったことがわかりました。
チャーター機の帰国者で感染が確認されたのは初めてで、症状の無い人の感染が確認されたのも初めてです。
新型コロナウイルスへの感染が確認されたのは、29日、中国の湖北省武漢からチャーター機で帰国した40代から50代の日本人の男女3人です。
このうち、40代の男性と50代の女性は帰国後に発熱などの症状はありませんでしたが、念のため東京・新宿区の国立国際医療研究センターでウイルス検査を受けました。
その結果、新型コロナウイルスへの感染が確認されました。
国内で症状が無い人の感染が確認されたのは初めてです。
2人は千葉県内のホテルに滞在していましたが、検査結果を受けて千葉県内の医療機関に入院したということです。
また、武漢に住む50代の日本人男性は、29日、帰国したあとにのどの痛みなどがあって都内の病院に入院し、その後、夜になって38度台の発熱がありました。
そして、検査の結果、新型コロナウイルスへの感染が確認されました。
チャーター機を使って帰国した人で感染が確認されたのは初めてで、国内で感染が確認された人は11人となりました。
29日に帰国してからウイルス検査を受けたほかの201人は、ウイルスへの感染は確認されませんでした。
検査に同意しなかった2人については、引き続き検査を受けてもらうようお願いするとしています。