03月26日 13時18分
阿蘇山の中岳第一火口から西におよそ２キロ離れた観光スポット「草千里」で２６日、大規模な野焼きが行われました。
野焼きは、牛や馬の放牧地となる草原の枯れ草を燃やして新芽が生えるのを促すとともに害虫を駆除する作業です。
２６日、阿蘇山にある観光スポット「草千里」で行われた野焼きには阿蘇市と南阿蘇村の牧野組合のメンバー、およそ１３０人が参加しました。
午前１０時に、草原に火が放たれると火はパチパチと音を立てて燃え上がり、その後、風にあおられながら走るようにして燃え広がりました。
参加者たちは、計画した区域以外に火が燃え広がらないように観光客が見守るなか慎重に野焼きの作業にあたっていました。
ことしは、雨の影響などで、野焼きが４回延期し、２６日朝も天候不良が懸念されていましたが、野焼きはおよそ６０ヘクタールにわたって行われました。
高知県からきた女性は「あたりが真っ黒になってこんなに広い範囲を焼くことにびっくりしました。
また見に来たいです」と話していました。
