masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

小林多喜二の蟹工船

今朝は平年より9度高い19度でした。
お昼は22.6度と暑くもない寒くもない日でしたけど、
昨日から弱い雨が降ってます。
今日は朝5時過ぎ目が覚め、ラジオの「あさいちばん」で「ツグミ」と
いう野鳥のお話しがあってました。
今日は「文学のしずく」で小林多喜二の「蟹工船」を聞きました。
私はこの小説は昔から重く苦しくて苦手です。
多喜二は苦学して、銀行員になり幸せな未来があったのに、特高による
拷問死はあまりにも悲劇ですね。
しかし、この「蟹工船」の内容は暴力的を除けば、現代社会と非常に通じます。
安い賃金で働かされ、一部の大会社の資本家たちに不当に搾取されてる点です。
王子製紙特別背任事件で、前会長がカジノに106億円使ったとか使わなかった
など言われてますけど、いずれにしてもすごい金額ですね。
しかし、投資でなければ所得税なども問題にならないのでしょうか。
経済はよくわかりませんけど、「蟹工船」の現代版では・・・・
106億円を全社員にボーナスとして出したなら素晴らしかったのに。
でもあるところにはあるものですね。
内部留保があっても大会社は、派遣社員を都合が悪くなるとすぐ切たり、
短期間就労にして、福利厚生をなくしたり、搾取してるのでは。