masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

トンネル事故は天下りと儲け主義から

毎日寒い日が続き、ドアと窓ガラスは結露がひどいです。
風が強くとても寒く感じます。
12月2日に起きた笹子トンネル崩落事故で、9人の方が亡くなられましたけど、
報道では人災の疑いが濃厚だとありました。
日刊ゲンダイ2012年12月4・5日掲載)編集
 これまでの調査で、天井板を支えるボルトが抜け落ちた箇所があったことが
発覚。過去の検査は「目視」だけで、「打音検査」をやっていなかったことも
分かった。
他の高速道路会社はやってるのに、中日本高速には、05年の民営化後もなお、
官僚の天下りがゾロゾロ。
役員6人の中には国交省OBが2人(うち1人は出向)いるほか、傘下にぶら
下がっているファミリー企業15社の役員は、35人が旧道路公団の出身者だ。
役員クラスになると報酬もベラボーで、役員6人の年間報酬の合計は1億
1158万円。
1人当たり平均1860万円をもらっている計算です」(霞が関事情通)
「中日本などの道路会社は、『老朽化したトンネルや高架橋の修繕には莫大
なコストがかかる』と言い訳しているが、12年3月期の連結売上高は
約6000億円で、当期利益は前年比5%増の約69億円。社員の平均年収は
約800万円と一流企業並みだ。
昨年度の「維持修繕費」のうち、「土木構造物修繕」(トンネル)はたった
5億円。ナント、売上高の0.1%にも満たない。
カネ儲けを最優先に考えている体質は明らかで、人命は二の次、三の次である。
人命軽視も甚だしい。
道路利権にどっぷり漬かってファミリー会社をどんどん増やす手口は、悪名高き
道路公団を彷彿(ほうふつ)させる。
フツーの民間企業ならこんな大事故を起こせば倒産モノだが、電力会社と同じく
「高速道路は潰れない」という“親方日の丸”の役人体質が抜けきれないのである。
そんなインチキ会社の事業計画には、2016年までに新たに322キロの高速
道路を開通させる――とあるからフザケている。
社員の給料は半分、道路新設なんて撤回して、今すぐ既設道路の維持管理にカネを
かけるべきだ。
死亡したトラック運転手・中川達也さん(50)の勤務先上司は、「有料道路で
カネを取っていながら、安全管理はどうなっていたのか」と憤っていたが、多額の
高速料収入は天下り官僚のフトコロに入っていた。
被害者とその遺族たちはやりきれない。
<ズサン安全管理の裏でベラボー報酬>