masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

阿蘇火口から1キロ超えて噴石落下 観光関係者が風評被害

10日の阿蘇中岳第一火口は、未明に噴煙の高さが火口からおよそ500メートル上がり、火口から1キロを超えた場所まで小さな噴石が落ちているのが見つかりました。
昨夜からの強い風で飛ばされたとみられ、気象台は引き続き注意深く監視しています。
福岡管区気象台によりますと10日の阿蘇中岳第一火口は午前3時ごろ噴煙の高さが火口からおよそ500メートル上がり、東よりの風が吹いたため熊本市でも降灰が観測されました。
また、火口の南西側から西側にかけて1.2キロ離れた場所まで直径5センチから10センチの噴石が落ちているのが見つかり、1キロより内側でも10数センチから20センチの噴石が見つかりました。
昨夜からの強風で飛ばされたとみられます。
午後3時の時点の噴煙の高さは、およそ200メートルで、北西方向に流れていましたが、前日からの降灰で熊本空港を発着する空の便は、10日も一部に欠航が出ました。
また、阿蘇中岳第一火口の噴火で周辺の旅館やホテルに宿泊する人が減るなど影響が続くなか、地元の観光協会の関係者が10日、県庁を訪れ、蒲島知事に風評被害が広がらないよう対策を求めました。
地元の観光協会によりますと阿蘇中岳の今回の噴火で、周辺の旅館やホテルに宿泊する人は、去年と同じ時期に比べて2割から3割減ったほか、土産店などを訪れる観光客も減少傾向となるなど影響が出ているということです。
このため観光協会の代表ら6人が10日、県庁を訪れ、蒲島知事に、「立ち入りが規制されている火口から1キロより外側は今のところ安全であることなど風評被害が広がらないよう正確に情報発信してほしい」と要望しました。