石垣の崩落防止のための土のうが積まれた加藤神社近くの道路。奥は二の丸方面=11日午前、熊本市中央区
加藤神社(熊本市中央区本丸)への通行規制が一部解除されたばかりの熊本城内。
参拝客らが行き交う道路両側の石垣は、崩落防止の土のうで応急処置されている。
規制解除後初の週末となった11日、多くの参拝客らが行き交う同神社前は、直径約1メートルの黒い土のうが3〜4段に積まれ、石垣を完全に覆っている。
「いつ崩れるか分からない状態だったので、安心して来てもらえるようになった」と同神社。
熊本城総合事務所によると、車道などに面する城内3カ所の石垣に土のうを設置し、8日から新堀橋方面からの通行規制を解除した。
一方、石垣の崩落が激しい旧細川刑部邸方面は、9月ごろの復旧を目指している。(大倉尚隆)