masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

崩落した阿蘇大橋 下流に架け替え

大規模な土砂崩れで崩落した熊本県阿蘇村にある「阿蘇大橋」について、国土交通省は橋があった地点からおよそ600メートルほど下流側に新たな橋を建設することを決めました。
阿蘇村では、地震によって大規模な土砂崩れが発生し国道325号線が通る「阿蘇大橋」が崩落し、現在も通行できない状況が続いています。


橋の復旧工事は国土交通省が、県に代わって行うことを決めていて、5日、熊本市で開かれた検討会には、橋の構造や地質に詳しい専門家や南阿蘇村の長野敏也村長などが参加しました。


会議では国土交通省が提案した4つの案について議論され、その結果、崩落した阿蘇大橋から下流におよそ600メートルほどのところに新たな橋を建設することとなりました。
斜面崩壊箇所などの通過を回避でき、安全性が高く、早期復旧が可能▽阿蘇大橋を利用した車の7割以上が通過した325号の熊本市寄りの位置で、阿蘇の玄関口としての機能を維持できる▽分断された南阿蘇村の地域コミュニティーを確保できる−といった理由で、約600メートル下流側への架け替えが最適と了承されました。
国土交通省では今後も専門家の意見を聞きながら、橋の構造や工事の方法などを検討し、今年度中には調査と設計を終えたいとしています。
新「阿蘇大橋」の長さは、崩落した橋(約200メートル)の3倍以上の600〜700メートル。
川底からの高さは約100メートルとなり、元の橋より約20メートル高くなる。
同省は、阿蘇観光再建のシンボルとして整備を急ぐ。
国土交通省九州地方整備局熊本地震災害対策室の菅伊佐男室長は「1日も早い復旧に向けて取り組んでいきたい」と話しています。