masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

植松聖容疑者の行動(1)

神奈川県は、事件を受けて開いた記者会見で、施設側からの聞き取った内容として、植松容疑者の施設内での行動について説明しました。
それによりますと、東棟の東から2番目の1人用の居室の窓ガラスが割れていたことから、この部屋から侵入したとみられるということです。
また、襲われたのは、東棟の1階、西棟の1階と2階の部屋の入所者で、東棟の2階の部屋を利用していた入所者は全員が無事だったということです。
こうした状況から、植松容疑者の施設内での行動について「東棟の1階の部屋から侵入したあと、渡り廊下を使って西棟に移動し、西棟の1階と2階でも入所者を襲ったとみられる。
そして2階の渡り廊下を使って管理棟に移動し、玄関から逃げたのではないか」と説明しました。

それぞれの区画で死亡したのは、女性が居住する「はなホーム」と「にじホーム」でそれぞれ5人、男性が居住する「いぶきホーム」で4人、「すばるホーム」で3人、それに「つばさホーム」でショートステイを含む2人だということです。

また県は、植松容疑者が平成24年12月から非常勤職員として勤務を始める前に、アルバイトとして一時的に働いていたことと、小学校の教員免許を取得していることを明らかにしました。
犯行までの経緯は植松容疑者は4年前の平成24年12月に、津久井やまゆり園で働き始めました。
捜査関係者によりますと、植松容疑者はことし2月14日と翌日の15日に東京・千代田区にある衆議院議長の公邸に手紙を渡しに訪れたということです。
手紙はA4のレポート用紙3枚に直筆で書かれていて、津久井やまゆり園など2つの施設を名指ししたうえで、「重複障害者が多く在籍している2つの園を標的とします」と記されていました。
手紙では「作戦内容 職員の少ない夜勤に決行致します」とか、「見守り職員は結束バンドで身動き、外部との連絡をとれなくします」などと、今回の犯行と類似する具体的な手口についても触れられていました。
そして、「2つの園260名を抹殺したあとは自首します。私の目標は重複障害者の方が家庭内での生活、及び社会的活動が極めて困難な場合、保護者の同意を得て安楽死できる世界です」とつづっていたということです。