退院できない子どもたち
いま、特別な事情で、家庭に戻れない
子どもたちがいることをご存じですか?
NHK「子どもの社会的入院」取材班
「子どもの社会的入院」とは
けがや病気で入院し、治療の必要性が低くなった後も、病院に留め置かれている子どもがいます。
親などに虐待され、家庭に戻ると、再び虐待される恐れがあるのです。
一時保護所や入所施設に空きがないため、ほかに行き場がなく、中には、
1年近く入院したままの子もいます。
病院では支えきれない
病院には、こうした子どもを保護し、生活を支えていける十分な態勢はありません。
病院内で再び、親などに虐待される恐れも指摘されています。
詳しい実態はわからず
こうした子どもが、都市部の病院を中心に数多くいることが、
医師の調査などで明らかになってきました。
しかし、詳しい実態は分かっていません。
いつか、子どもたちに笑顔が戻る日が来ることを願って、
私たちは、この問題を取材し、伝えていきます。