熊本地震のあと、立ち入りができなくなっている熊本城の桜の名所「行幸坂」が桜の開花に合わせて、先週に続いて９日も特別に開放され、大勢の人たちが訪れています。
熊本城の行幸坂は桜の名所として知られ、毎年、花見の時期には多くの人が訪れますが、熊本地震のあと、一般の立ち入りはできなくなっています。
城を管理する熊本市は花見を希望する市民の声が多く寄せられたのを受けて、先週と先々週の土曜日と日曜日の４日間限定で一般に開放しましたが、桜の開花が遅れたため、９日も追加で開放しました。
熊本地方気象台によりますと、熊本市の桜は８日に平年より７日遅く満開になり、行幸坂には大勢の人たちが訪れて、桜に見入っていました。
地震で大きな被害を受けた熊本城は、およそ２０年かけて全体の復旧が進められる計画で、天守閣は復興のシンボルとして再来年の復旧を目指して工事が進められています。
