masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

熊本城飯田丸 無人の重機による工事公開

奇跡の一本石垣と呼ばれる熊本城飯田丸五階櫓(やぐら)の復旧工事で、熊本市は29日、無人の重機による石垣の撤去作業を公開しました。
五階櫓は熊本地震で櫓を支える石垣が崩落、櫓の倒壊を防止するための仮受け構台が去年7月に完成し、櫓を下支えしています。


公開されたのは櫓の下から新たな構台を組むため崩れた石垣を撤去する作業で、安全面を考慮して無人の重機で行われています。
大林組などが開発した『サロゲート』と呼ばれる遠隔操縦装置を利用し高所作業車から操縦することで無人の重機が一つ一つ崩れた石を取り除きます。
石をつかむ部分にゴム素材のものを使うなど石材を傷つけないための工夫も施されています。
大林組熊本城工事事務所の森一孝副所長は「熊本地方では余震が残っていて、上から石が落ちてきたときに作業員の安全が確保できないため無人化のバックホウ(油圧ショベル)を採用して施工している。
安全第一で作業を進めたい」と話していました。
作業は5月12日から行われていて、作業で取り除くことのできる石垣は1日約20個。
崩落石垣約500個のうち現在350個が撤去されていて、6月中旬には撤去が完了する予定です。
その後、倒壊防止のための受け構台が建設され、9月中には完成する予定です。